名プレーヤーには、それぞれ決まって名演と呼ばれる演奏がありますが、僕の敬愛するDave Weckl氏にも数々の名演があります。その一部を先に掲載しました!
2002年に行われた、ハドソンミュージック主催のDrummers CollectiveでのDave Weckl Bandです。この頃のキーボーディストがお馴染みのJay Oliverでないのが寂しいところなのですが、僕はけっこう気に入っております。
このイベントに参加した全てのアーティストの演奏が収められたDVDを友人から拝借して、毎日のように視聴していたのですが、返却の機会を逃したまま1年半が過ぎようとしています。。。
今回は、僕の好きなDave Weckl先生の機材について、だらだらと綴ってまいろうかと思っています。
先述の時点では、YAMAHA製のMAPLEかVIRCHのCUSTOM SeriesかAbsolute Siriesを頻繁に使用しています。まれにSTAGE CUSTOMを使っている映像も目にします。
現在では主にPHX Siriesの使用が目立ちますね。完成当初から自身のレコーディングスタジオに設置しているみたいです。PHX(フェニックスシリーズ)はYAMAHAのドラムにおける技術の粋を結集させて、すべてハンドメイドで制作される良質かつ良音で贅沢な一級品!・・・というイメージがあります。そこまで広範に詳しいわけではないのですが(笑
いや~、だからYAMAHAさんが好きになってしまうわけですね。Wecklとよく共演するアーティストの方々は皆、YAMAHAの機材を使用している気がしますが。。。なんかそういう仕組みでもあるんでしょうかね。
金モノ系はZildjianさんのを使用しています。フチだけ極端に傾斜させたり、ランダムに打ち込んであったり。モダンドラマーだと珍しくはないですが、まぁけっこう凝ったつくりのモノが多いですね。彼のアイデアもたくさん取り入れて制作しているようです。
シンバルにレモンくらいの穴がいくつか開いたモノをご存じでしょうか?音楽のジャンルを問わず、ドラム周りパーカッション周りでは よく目にすると思います。O-Zone(オーゾーン)っていうんですけど、実はこれ、Wecklが発案や試奏などの開発に携わって生まれた代物なんですよ!
開発つながりで次はREMOさんの話題ですね。ドラムヘッドやサブスネア左横のパーカスはREMOと契約していますが、ミュート機材もWecklアイデアで開発・販売にいたっています。スネアに付いている白くて丸い跳ねるヤツがそれです!
あと、バスドラムの中にもヘビみたいのがくっついています!
・・・一生懸命書いていますが、やはりここは「百聞は一見にしかず」ということで、Dave Wecklの公式URLを。。。
なんとも怠惰な記事になってしまいました。。。
次にスティックを。。。
VIC FIRTHから2本出ているのですが、奏法改革の前後期で分かれます。色の濃い方が90年代中盤まで、薄い方が現在まで使用しているスティックになります。
これらは奏法の違いから使い分けていると本人は話していますが、2代目が生まれてからは1代目はなかなかお目に掛かれません。
リバウンドを最大限生かすために、グリップする位置をやや中心にずらしたり、ショルダーの長さを短くしたりと、彼の奏法に適した仕様になっています。
Zoetropesのプロフィールの僕の項目を見てもらうと分かるとおり、使っちゃってます。恐れ多くも。。。 表面がコーティングされているので、手汗に悩まされますが、案外僕の手にも馴染むので重宝しています。
最後に音づくりについて。。。これは昨年6月に来日した際、僕が実際に見に行ったことを もとに書こうかと。最前列の席に陣取り、舞台に立つアーティストに手が触れられる距離での鑑賞は忘れられない思い出です。
まずWecklの生音はROCKドラマーに比べて小さいです。まぁ力任せでないかぎり当たり前っちゃぁ当たり前なのですが。。。でも、パワフルなんです!!音が開放的で太鼓の鳴りも相当躍動しています。
マイクを通したサウンドは、スネア・バスドラ・タム類はハイゲインにコンプをかけて多少潰し気味に作ってある気がします。低域から高域まで広くバランスのとれた調律とイコライジングで非常にダイナミックです。
金モノのリバーブは薄く、高域の強いイコライジングになっていました。これはCDで聴いても同様に感じられますね。ハイハット上のクラッシュとロータム右のライドには3本ずつボルトが打ちこまれていて、シンバル自体の音の伸びと、Jazz臭くないシズルが印象的です。
ゆえに、全体的にドラム単体でも音に厚みがあり、Weckl一人になる場面やソロの迫力とインパクトの秘訣を知れた気がしました。
全体とのバランスも保たれていて、Weckl自身で出るとこ引っ込むとこの緩急に差をつけています。安定した音圧があるので縁の下の力持ち具合が半端ではなく、他パートを邪魔することなく持ち前の手数を発揮する姿は感動しました。
驚くべきは、これらを全部自分で作っているということです。YouTubeでも彼のリハを見ることができますが、すぐ左手に設置している卓で操作しています。外音のミックスは外部PAさんがやっていますが、そこにも強く干渉するほどの音づくりに対する徹底ぶりは有名なんです。
Chick KoriaやRandy BreckerやMike sternなどの大物アーティストが長きに渡って彼をチョイスする理由も、この信頼あればこそ。ドラマーとして尊敬できます、ほんとに。
8月末にBLUE NOTE TOKYOにMike Stern Bandとして来るそうなので、今年もぜひ観に行きたいと思っています!!
ちょっと熱くなってしまい、駄文も長々と見苦しくなってしまったかもしれません。尾崎さんに怒られないうちに切り上げようかと思います(笑
ではでは。。。
コメントをお書きください
sekstelefon (金曜日, 03 11月 2017 19:55)
dopieszczać
sprawdź wróżkę (金曜日, 17 11月 2017 23:40)
Dziękiewicz