さてさて、前回書いた「奏法」についてのどうたらこうたら。
どうも分かりにくくパッとしないので、今日は僕が練習に対して思ってきたことをセキララに語ります。
まず、ドラムセットに初めて向き合って8BEATを叩いた自分がいました。演奏したい音楽によって違いはあるものの、たいがいは8BEATを叩きはじめ、バスドラムのコンビネーションを覚え、フィルインを覚え、曲をコピーできるようになっていく・・・
まさに僕はこれです。16BEATや4BEATなども知りました。
しかし、どの世界にも必ずいる「基礎練の鬼」。あなたもハッと脳裏によぎったかもしれません。そうです、彼らは基礎中の基礎の重要さを力説して、自分たちに薦めてくるのです。まぁ自ら気付いてやりはじめる方もいますが(頭が下がります)。
ドラムパッドとクリックを使ってひたすら練習する。これが僕には退屈でした。3~4年前はちょこちょこやっては放り出していました。
時が経つにつれ、たくさんのドラマーを知ることになりましたが、そこで僕は運命の出会いをすることとなります。
Dave Wecklです。
Dave Weckl先生といえば、奏法改革ですね。
彼は30代で相当のプレイヤーでした。ジャズ・フュージョン界で有名なアーティストのコンサートや、POPSやポピュラーミュージックなどのレコーディングに参加し、ドラマーの中でもトップクラスの実力を認められていました。
しかし90年代で一転、先輩のドラマーに教わり奏法改革を試みます。前と後では見違えるほど変わってしまいました。
スティックの位置、セットの配置、動作ひとつひとつを見直し、パワーアップした彼はいまでも変わり続けています。
ちなみに僕は、奏法改革後のWecklが好きです。
僕たちも日々ドラムと接するなかで考えることがあるでしょう。機材の配置や叩き方など、試行錯誤の連続だと思います。好きなドラマーのマネをしてみたり、先輩や仲間からのアドバイスを受けたり、外からの情報も取り入れて、毎回「奏法改革」しているのです。
基礎練から逃げていた自分は、気がつけば毎日お家でパッドを叩くようになっていました。そうしたら「スティックコントロール」や「グラッドストーン」「アクセント」「レギュラーグリップ」と、奥が深いではありませんか!
要は楽しむことだと気付いたのも、僕には「奏法改革」の一部だと思えました。そして、ドラムを演奏し続けるうえでは、遅かれ早かれ誰もが通らざるを得ない道なのだとも気付きました。
ありがとう、Dave Weckl先生。
基礎練がつまらないと思う人も、あせらずにゆっくり楽しんで練習するといいと思います。
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尾崎(THE ZOETROPES) (金曜日, 26 4月 2013 19:14)
明之介のドラム話を聞くと、ドラムを始めたくなっちゃうんですよね~。
すごい楽しそうに話すんです。
なんか少年のよう。。。
もちろんこのブログに関しても!